一行少女漫画

「先輩って、勝負になると、容赦しないしセコいし、卑怯な手も平気ですよね。そんなとこがまた魅力〜〜 だからその手は待ってくださいよぅ」

「いっぱいいっぱい悩んで いっぱいいっぱい考えて 眠れない夜とままならない昼を過ごしました。でも、それも今日で、終わりにしますっ」

「甘いぞ後輩ちゃん! 食べて欲しければ、せめて人間の食い物を持って来いッ!!」

「先輩は――食べてくれますよねッ そりゃあもう、例え最後の独りとなろうともッ 食べてくれますよねえッ!」

「ん。大丈夫だよ、あいつ、アタシにベタ惚れだから。アタシがあいつにベタ惚れなうちはね。」

「先輩の、ばかーっ! ええと、ええと、とにかく、ばかーっ!!」

「後輩ちゃんのばかーっ! そんな覚悟で、この俺様の愛が得られると思うてか、甘いわー!!」

「先輩のバカーっ! 今度そんなことしたら、先輩を唐揚げにして食べちゃいますよ! 本気ですよ!」

「胸を張って。しっかり立って。やせ我慢でもいいわ。支えてあげる。」

「う・わ・さ。本当にしてみない?」

「私と話してるときぐらい、VTの事忘れて欲しいな・・・」

「参った。お前、実はめちゃくちゃ可愛いのな。気づかなかったよ」

「アンタって、ホント、バカだけど。どうしようもないけど。でもそんなアンタに惚れたアタシは救いようが無いわねぇ」

「なんだか私、世界中の全てに優しくなれそうです。・・・でも先輩にはわがまま言っちゃいそう。いいですか?」

「・・・お願い、私だけを見て。・・・やだ、あんまり見ないで」

「・・・どうしようお母さん!コイツ、なんで卵焼きがこんなに美味しく作れちゃうわけ?男のクセに!なんか許しがたい!(ぱくぱく)」

「夕陽って、痛いんだね。知らなかった」

「やり遂げてみせる、だって、これしか、これだけしか、あの人にたどり着く方法を知らないんだもの!」

「このまま独りにされたら、木枯らしに吹かれた私の心は寒くて寒くて凍え死んでしまうかもしれません・・・・って聞いてますか先輩?」

「私のこと、好きだって言えたら解放してあげる。大丈夫、別の鎖に変わるだけよ?」

「私に、あなたを、ください。そしたら―私はあなたのものになれる」

「わたし、めちゃめちゃ諦め悪くてしつこいですよ。悪い女に引っかかったと思って、観念してくださいね?」

「死んじゃえ、アンタなんか! ・・・でも死んじゃだめ。死んだらアタシが殺してやるんだから!」