マリア様がみてるを読んでる

 「パラソルをさして」まで読了。
 個人的にはですね、「レイニーブルー」から急速に面白くなってまいりましたや。はっはっは。
 (やはりわしには潜在的サドの傾向が)

 教団員としては、この巻から登場の加東景に注目ですが、面白いのは改造人間由乃。あとドリル瞳子。祥子さまの親戚で根は世話焼きである意味典型的リリアン生徒でんでもって演劇部、とこれは完全に祐巳のためのデザインだね。いかに祐巳を刺激するかに重点を置いた設計と考えられる。
   親戚<>姉妹
 世話焼き<>世話焼かれ
   典型<>庶民
  演劇部<>百面相
 なあんてことは、既に先輩方には解析済みなのでしょう。

 今後の展開を考えると、
  紅;いかに瞳子祐巳を認めるか。
    祥子さまにどう思われているか、ではなく、祐巳本人をどう認めるか。負けた!と思うか。そこらへんでこう、読者は祐巳の成長を通して見ることができてうれしかろう。

  黄;由乃に果たして妹はできるのか。ある意味、令との関係で完結しちゃってる観あり。考えられるのは、令から妹作って婆を安心させてくれまいかと言われるか。それって祥子さまとおんなじやんか。

  白;とりあえず、このままだと、白薔薇ファミリーは常に1年早く重責をしょいこむのでなんとかするべきだと思います。みんな聖が悪い?

 とりあえず、あと2巻ほど出ているらしいぞ。