豊かな人狼生活の手引き

 同好会では今夜も人狼が村を恐怖のズンドコに落とし、罪無き村人がリンチにおびえるのであった。

・リンチの投票について
 できるだけ投票を一度に行い一度に開票されるシステムをつくらねばならない。というのは、投票時にしばしば、前の投票者たちの行動にひきづられてしまうからだ。
 私はペルソナカードの導入を計画している。っていうか、導入しようと昨晩印刷を始めたのだが、途中でインクが尽きた。
 ペルソナカードは番号と役名
「1村長」「2村長の妻」「3村長のドラ息子」
 の書かれたカードで、参加人数分種類を用意し、それを1セットにまとめ、参加者は1セットずつ持つ。
 参加者に、マスターの左隣から順番に番号を与える。
 参加者は、自分の番号に対応したカードを表にし、自分の前に出す。(他のプレイヤーに良く見えるように出す。カード立てがあればベスト)これがゲームの間の名前。こうすれば、本人の名前を知らなくても呼ぶことができる。
 「僕は村長が人狼に違いないと思うッ」
 投票時は、リンチに掛ける相手のカードを伏せて前に出し、マスターの指示で一斉に表にする。と、投票と開票が同時にでき、かつ誰が誰に投票したのかの情報も開示される。
 死んだプレイヤーのカードを伏せて脇に置くことで、常に生きているプレイヤーが確認できる。


人狼になったら
 なんとかして、占い師の抹殺を図らなくてはならない。
 人数が11人以上になり、ボディーガードが導入されると、
 1)占い師、自分の能力を公表
 2)ボディーガード、占い師を守る
 3)占い師、次々に残る村人をチェック
 という回路が完成し、人狼は追い詰められる。

 今夜は占い師によって人狼が早々とチェックされ、リンチにかけられて終了が2回もあった。また、一度、ある村人が最初に占い師だ、と自称した村人を「偽者に違いない」と決めつけリンチに誘導。しかし本物の占い師だったから、情報の入らない村は人狼によって食い物にされるという悲しい事件が発生した。
 ・・・その村人は私です。あっはっは。

 この事件で得られた教訓は、もし人狼か狂人になったら、とにかく「占い師」と名乗って混乱させるか、本物の占い師をリンチに導くか、する必要があるということだ。