ラーとカタン

 この際だ、もっと書こう。

 まず「ラー」。なんか、12000円で再販要望だとかなんとか聞く。すげぇ。JGC2001で、アトリエサードのスペースで嬉々として遊んでいたのを見て衝動買いしたんだけど、いい判断だった。珍しく。
 せっかく購入したんだからやりたい、すげぇやりたいんだけど、最近同好会は上記のようにすっかり人狼の恐怖一色なんで機会が無い。今度、同好会の例会とは別に時間をとって、希望者を集めてやるつもり。

 「カタン」。いまや、ドイツ産ボードゲームの代名詞? 確かに良いゲームだと思う。ボードはダイナミックに変わり同じ状況が二度とない。ルールは簡単なわりに戦略があり、他のプレイヤーは競争相手であると同時に交渉相手でもあり、独りよがりでは勝つ見込みは少ない。
 でも今プレイしたいとは思わないんである。
 だってー だってー 

「だって8が出ないんだもん!!」

 全てのボードゲーマー、丁半博徒が知っているように、一天地六の賽の目稼業、確率どおりに目なんかでやしねぇんである。
 数学的・物理的に考えれば、たとえサイコロを振って200回連続して1の目が出たとしても次に1が出る確率は1/6、それはわかっている。わかっちゃいるが、同じゲーム中に「2」が3回出て「8」が1回もでねぇってのはどういう了見でぇ?
 確率と周囲のプレイヤーの地政学で打ち込んだ利益計画が、サイコロ2つに嘲笑われた時、僕はしばらくカタン島から離れようと思ったのである。

賽の目が偏って計画が崩れたとき、それを挽回する手段に乏しいと思いません? それを見越してシマを張れって?)