カタンの開拓者

 初めてカタンを遊んでから1年以上経っています。途中、全く遊ばなくなった時もあります。

「こんな運ゲーやってられるかー!(があー)」

とマジで思ったときもあります。

 で、今は。かなり「楽しめるようになった」と思っています。楽しめるところまで、僕自身のボードゲーム能力が進歩したのです。

 特に進歩したな、と自覚しているのは、

「まずい状態の処し方」

です。カタンは自分の領域を広げていくゲームで、広がれば広がるほど有利になります。つまり、誰か一人がトップを走り始めたなら、残りのプレイヤーは共同して足を引っ張りに行かないと、ずるずる負けてしまうのです。

 一つには、そういう「状況の見切り」ができるようになった。二つには、それを判断した上で「他のプレイヤーと結託」できるようになった。

 今までは、これが出来なかったので、自分の敗色が濃くなると腐ってゲームを投げてしまっていました。それでは面白いはずがありません。

 僕の、いわば「姿勢の変化」は、柏木の席主さんに学んだところが大きいです。

 常にトッププレイヤーと対抗すること。そのために、他のプレイヤーを生かすように動くこと。

 これはカタンに限らず他の多人数マルチプレイゲームにおける鉄則のひとつでしょう。それをはっきり意識して、かつ実行に移せるようになったのは柏木に通うようになってからです。

 ま、そんなわけで。
 最近のカタンでは、トップから離された状態からのマクリ勝ちで2回ほど勝たせていただきました。基本はね、愛ですよ愛。自分が2枚出しの1:2交換でも相手と状況では受ける。それが明日の勝利を呼び込むのです。

 一方。
 先日の3人カタンで圧倒的有利な状況を築く、つまり自分がトップ目になった時は逆にどーしよーもなく。あっけなく逆転負けしました。だめだこりゃ。