敬愛する浅田次郎先生が著書「勝負の極意」の中で競馬で勝つ=利益を上げる方法について書いていらっしゃるが、これがまた、なかなかに慧眼、さすが一時期競馬で食べていた人は違うな、と思わせる内容。

 その内容について、ここで詳らかにしてしまうと氏の印税生活に些細ながら悪影響をもたらしかねないので止めておきます。(興味のある人は買うがよろしい)


 さて、氏は競馬について長く研究され、研究費を投じ、今の慧眼に至ったわけである。
 僕も僕なりに、ある考えを持っている。

 競馬の様に、あるいはパチンコや、いわゆるカジノでもいいのだけど、とにかく、


「胴元の居るバクチは、長い目で見ると必ず勝てない」


 この場合、勝てないとはイコール、収支がプラスにならないことを意味する。
 何故か。
 こういっちゃなんだが、大抵のバクチは運任せだ。なんのなんの言ってもね。でも胴元は、必ず一定の割合で儲けをさらっていく。勝ち負けが運任せでとんとん=限りなくプラマイゼロになるなら、そっから胴元分のショバ代引かれれば確実に赤になるのだ。

 証拠は?
 パチンコ屋もJRCJRAもつぶれないだろ? つぶれないってことは、そこに金が流れてるってこった。その金はどこから来てる?


 ってなわけで、やるなら胴元の居ないバクチを狙うべきだとわたしゃ思うね。