ふんぞり返る男

 忘年会の季節ですねー
 酒呑んで酔っ払って帰宅することも多いかと思います。

 僕自身経験がありますが、酔っ払って平衡感覚がいかれている所に眠気が混ざり、四肢にまともに力が入らないとくれば、ふらふらするのは当然といえましょう。

 それでも電車に乗らないと帰れないので、僕は座ったり、座れないときには扉や支柱などを利用して体を保持します。つり革はダメ。ぶらんぶらんするから。


 今日、電車内で居合わせた瓶底眼鏡のおっさんはですね。

 恐らく、立とうとはしてるんだろうね。何故か背筋を弓なりに反らし、どうみてもふんぞり返っている。ぐいーんと。でも車内の揺れを吸収できないもんだから、右にゆれてごつん、左に揺れてごつん、前に揺れて後ろに揺れてごつんごつん。周囲の乗客にぶつかりまくっている。



 ものっすっごく邪魔。目障り。不愉快。



 立ってられないなら、支えられるよう隅にでもいきゃあいいのに、何故かわざわざ車内中央に移動してはゆらゆらそりそりしてるんだこれが。

 彼の持つ、やたら固いビジネスカバンが3度僕のひざを打った時、流石にキレそうになった。ああ、でもここでコイツ殴っても、僕が車内暴行でしょっぴかれるだけなんだろうなあ・・・・その前に電車が駅に着いたからいいけどね。