ローさんちゲーム会

Bunkei2005-04-02

 本日は、ひさしぶりにローさんちにお邪魔して、いちんちゲーム打ってました。いやー、ゲームって楽しいなあ(ホロリ)

・コレクター
 ゲームマーケット2005発売品。白紙さんデザイン。
 競り、というより公開入札?で絵画のセットを作っていくゲーム。
 ちゃんと面白い。特有の面白さはある。ルール難易度はそれほど高くない。
 ただし、「0」による他の絵画つぶしのルールはホントに必要なのか、ちょっと疑問。いや、第1ラウンドにその被害をこうむったから、かもしれないが。



・ナイアガラ
 ゲームマーケットで初めてプレイして以来、田中さんお気に入りのゲーム。
 盤面のダイナミックな動きが見ていて楽しい。それでありながら、ちゃんとアタマの使いどころのあるゲーム。
 今回は、パドルカードの使いまわしと川の流れが上手くかみ合って、最後にすべりこみで勝利。



スペキュレーション
 ディルク・ヘンの株式ゲーム。
 サイコロを使っているため、微妙に運の絡みが強い気がするものの、それは「状況」と割り切って、株の値動きを読むゲームとして見るとなかなか面白い。株の乱高下する様子が良く出ている。
 今回は、いくつも株の値動きを読み外し惨敗。



・チャイナ
 シャハトの名ゲーム、「王と枢機卿」のリメイク。
 リメイクされて、ポイントは
 1.途中で細かく点が入るので、お互いの点差状況がよりつかみやすい
 2.イングランドの様な飛び領地がなくなった
 3.3・4人用マップと4・5人用マップで5人でも安心??
 4.オプションの「要塞」ルールにより、さらに「ここぞ!」のタイミングが重要に。

 今回は要塞をベストのタイミングで突っ込み一気に16点を稼ぐものの、公使を全く配置することができず、同盟得点で逆られて2位。残念。



・朝まで総選挙
 ゲームマーケット2005発売品。さとーさん作。
 陣取りゲームだが、マスの埋め方を3種類用意してあって最後まで気が抜けない。あえて欠点を探せば、微妙に「こじんまり」という感じがしないでないけど、これはこれで良い感じもする。どっちなんだ。
 今回はさとーさんがズバリ勝って自作自演を果たした。



カルタゴの貿易商(無料体験版)
 カワサキファクトリーの新作体験版、というか完成版手前の試作品というところか。
 複数の要素から判断を下し、貯めた手札で勝負をかける感じは面白い。ルール難易度も動かしてみるとそんなに高くない。ゲームボードのあちこちに調整の痕を感じさせる。
 上手なプレイを見ればまた変わるのかもしれないが、今回遊んだ感じだと、「流れ」の硬直化が気になった。しばらくの間、常に自分の前にうまみの少ない市場しか現れない、という感じの状態が続いてしまうことがある。これを何らかの自分の手段・判断で改善を試みることができる様なルールが欲しいところだ。



・シティ プラン
 ゲームマーケット2005発売品。
 サンファンの様に、自分の手札から、手札を捨てることで建物を立てていくタイプのゲーム。やはりサンファンの様に、ある建築数になるとゲーム終了で、建物の価値の合計で勝敗が決まる。
 それなりに面白く、カード同士のコンボも考えられているものの、サンファン以上にプレイヤー同士の絡みが無い、ソロプレイ風味が強いところが気になる。市長を移していくルールも、イマイチ必要性を感じない。



スクウェア オン セール
 日本ゲームマニア界では今一番の話題作??
 ボッフムのゲームサークル・ヒッポダイスゲームクラブの第17回ゲームデザイナーコンテストで1位に輝いたゲーム。

 オセロ式の陣取りをベースに、それぞれの場所を競りで取り合う。競りの決算はお金を積んでからしばらく置いて行われ、かつ競りに使った金額の回収に時間もかかるため、複数の場所で同時発生的に競りが行われる。一方、オセロ式のため、競り落とした場所も挟まれるとすぐ他人に取られるという緊張感。陣取りのくせに陣が非常に流動的で、誰もが勝利に近づける瞬間がありながら、ゲーム終了は急なタイミングでやってくる、という魅力的な要素を持っている。
 ただ、とっつきは決してよくない。競りゲームの常で、最初の価格付けの基準が非常にわかりづらくて戸惑う。遊んでいるうちに、反応できる素養のある人ならじわじわと面白さが「来る」タイプのゲームだ。
 ルールは実はそんなに複雑なわけではない。ただし、飲み込むまでにちょっとコツが要る。インストが難しい部類のゲームだろう。

 作者によれば、コンテストではどうも間違ったルールで遊ばれた可能性がある、とのこと。インストが難しそう、というのを裏付けているかもしれない。



・ドン
 シャハトの変な味わいの競りゲーム。
 プレイヤーは最初12金ずつ持っていて、その後、外から収入が加わることは無い。
 0〜9の数字が振られたカードが3枚ずつ、全30枚あって、これが微妙にランダムに、5色のどれかで塗られている。同じ色は6枚ずつ。(5×6=30枚)

 プレイヤーは、決められた枚数めくられたカードを競り落としていくわけだが、この時、落札した金はどこに支払われるかと言うと、「落札金額の1の位の数字カードを持っているプレイヤー」に支払われる。
 つまり、「3」金あるいは「13」金で競り落とせば、「3」のカードを持っているプレイヤーに支払われるということになる。

 ならば、最初から自分が既に獲得した数字カードの値で競り上げれば良いと思うだろうが、ルールでは「支払い先が自分になるような競りの値はつけてはいけない」ことになっている。
 ということは、いろいろな数字を競り落とすと、自分の所に支払われる可能性はあがるものの、逆に自分のいえる競り金額はどんどん絞られていくことになる。

 この値動きと、お金の行き来。自分の首の絞まり方は、他のゲームでは見たことの無い独特なものだ。流石はシャハト。