「仮面舞踏会(マスカレード)」

「紋章使い」「伝説のかけらsaga」の中村聡さんの新作テストプレイに参加させていただきました。

 結論から先に言うと、なかなかの手ごたえ。10月のエッセンが最初のお披露目となるそうで(ドイツで先に公開というわけだ!)完成が楽しみです。

・どんなテーマなの?
 神様(みたいなもの)=プレイヤーが英雄(らしきもの)を操って、いろいろなことを達成していき、勝利得点を一番貯めた人が勝ち。
 でも、最初のテーマ説明は聞けなかったのでそれ以上のことはわからないっすー。


・ゲーム概観は?
 カード72枚を使用するカードゲームです。
 が、プレイ感はボードゲームに近い。というか、本当は、ゲームシステム的に一枚プレイボードを作った方がわかりやすいと思う。
 でも。現状の日本市場で考えると、ボードを廃してカードに納めていくのも仕方が無いと思われる。ボードを入れるとどうしても高くなってしまうし。ボード入りで3000円を越すと、やっぱり買いにくくなってしまうと思うのですよ。
 まあ、発売された暁には、気に入った人がボードを自作してデータをUPするということで。


・システムは?
 プレイ順の変更(早い手番を選ぶと行動自由が広がる、遅い手番を選ぶと特典が付く)システム。
 ターンに行える行動に対し、「人数制限」があるシステム。(ある行動をしたい人間が多数いても、先のプレイ順で早い者勝ちになる)
 呪文カードのシステム(呪文にコストがあり、強い呪文ほどコストが高い。コストは他の呪文カードを指定枚数捨てることで支払う)
 3種類のゲーム終了条件。
 アイテム能力と、キャラクター能力。
 それらが積み重なってできております。

 繰り返しになりますが、プレイ感はいわゆる「カードゲーム」のものではありません。ボードゲーム風味。カードゲーム、としては重量級です。

 とはいえ、各フェイズでプレイヤーのやることが明確。選択肢も明確。「××できない」系のルールが少ないので、一回、回せば理解できるものだと思います。一方勝ち筋は、一回では見えてこないと感じました。



 全体に、ゲーマーの好きそうなシステム・アイデアが詰め込まれていて実に「興味深い」ゲームです。

 今後、意見を取り込んでさらにブラッシュアップされた製品版がとても楽しみであります。

 願わくば、最初のとっつきで引かれないことを願う。そこはそれ、「萌え〜」な絵でなんとかしてみよう?