貴族の務め

 お互いのやりたいことを同時にプロット・同時に公開。
 同じアクションが重なるとダメで、人と違うアクションを取ると得がある系統のシステムを「バッティングゲーム」なんて呼びます。
 このゲームはまさしくそれ。1990年のドイツゲーム年間ゲーム大賞ですから、その走りかもしれません。
 2段階のアクション提示があり、まずプレイヤーが二つにふるい分けされます。更に、それぞれの集団でアクション提示しますから、最初の1段目でバッティングしなければかなり得。お互いの腹の探り合いが面白いゲームです。



 僕はこの手のバッティングゲームが結構好きで、やる時は大抵、自分の次の行動を


 「行くよ行くよ、次はオークションハウス行って買い物しちゃうよ〜」


 とか三味線弾いてかく乱するのですが。が。いやあ、誰も惑わされねぇ。てか裏目


 「みんなこっち来ンなよ!」



 で、僕はかなり楽しく遊ばせていただきましたが。ローさん曰く、これは5人専用ゲームでないかと。4人でギリギリ、3人ではゲームにならないと。
 確かにバッティングゲームは「バッティングが発生しないと面白くない」ですから、人数は多い方が面白いでしょう。
 また、使われた小切手が使い捨てなのが気になる、とも。つまり、後半小切手が無くなり、行動選択の幅が狭まるというのです。
 今回、僕はお金残っちゃったので、一概に賛成はできかねるのですが、どうなんでしょね。小切手の枚数で、集められるコレクションの数に枠をはめてるような気もしないでもない。とかなんとか。



 あと、人数が少ないときのオプションとして、1段目のバッティングを強制にする、というのが良いかもしれません。つまり、1ターン目はオークションに、2ターン目は城に、と全員強制指定するわけです。

 ・・・でも、そうすると今度は選択肢が少なくなってるだけ、か。