貴族の努め
このゲーム、後半になると、どうしても手が城に偏ります。みな金がなくなるし、そもそも今回、オークションハウスの品物が無くなってしまいました。
『そこがいいんじゃないか!』
今日、そんな気分を味わいましたよ。
もう、みんな城にしか用がないので1フェイズ飛ばして即城の行動決定です。行動は以下の3つのうち、どれか。
・探偵;最後の公開に向けて、コレクションが充実しているならこれ。超安定。ただし、こればっかだと、結局間が詰まってずるずる前に進むだけ。実際、今回はいったん開いた差が、最後はゴール直前で団子になった。
○探偵は、他のプレイヤーが何を出そうが失うものがない。誰かが泥棒を出していると、順位分の得点が入る。5位なら5点、1位なら1点。従って、こればっかやっていると、せっかく空けた間が詰まるだけ。
・泥棒;最後の公開に向けて、コレクションを補充したいならもうこの方法しかない。しかし、誰がコレクションを公開してくれるというのだろう? ほぼ盗まれるとわかっているのに?
○泥棒を出していれば、誰かがコレクションの公開を選んでいる限り、ほぼ必ずコレクションを奪うことができる。(ほぼ、というのは、他のプレイヤーも泥棒を選んだ場合、順番で取るので、余りが無い可能性もある)ただし誰も公開を選んでいなければ盗めないし、前述の探偵がいる可能性はヒッジョーに高い。
・公開;恐ろしくて、とてもとても公開なんかできゃしない。しかし、ゴール直前での公開による得点は「5点」と高く、探偵ごっこで差が詰まっているなら逆転のチャンスが十分有り得る!
○泥棒がいれば、その人数分、自分のコレクションが減ってしまう。(3人のプレイヤーが泥棒を出していれば3枚!)最後の公開による得点は、まずコレクションの枚数で決まるので、これは大変リスキーな行為。しかし探偵では差は詰まるものの、追い抜くことはできない。勝つためには、結局抜け駆けするか、最後の公開のためにコレクションを充実させるか、どちらかをえらぶひつようがあるのだ。
誰が一か八かで「公開」を選んでゴールに駆け込むか。その波を読み取って、泥棒を突っ込ませられるか。
この腹の探りあいは、正しくバッティングゲームの真骨頂。いや、このゲーム、少なくとも5人なら、ちゃんとゲームとして機能してる。面白いと思います。