ワンダと巨像
実に面白い。
なんていうか、キャラクタを自分の思い通りに動かして、困難を克服するというアクションゲームの原点を感じる。
かつ。
どうやったら倒せるか?アタマをちょっとひねる感じが良い。巨像に取り付いたあと、急所にいたる道のりを探すのは、クライマーが山頂を目指すのにも似ている。もちろん巨像はじっとしていない。揺らぐ巨体の上で、しがみつき、隙をみて更に上へ。そこには、ワンダだけでなく、相手とする巨像とすらの一体感がある。
巨像に剣を突き立てたとき。
そこには確かに達成感があり、娘を救う道のりが一歩進んだことへの安堵がある。
にも関わらず。
巨像から吹き出る「黒」は、まさしく「返り血」にしか思えず。
今わの際にワンダを打つ「何か」が、この後の不吉を想像させてならない。
・・・
ところで、アグロ(馬)がけなげで良いです。可愛いです。でも、射撃に集中してるときにまとわりつくのは止めて。止めろアグロ。だから止めろ、撃っちまうだろ!!