第1回 カタン1Dayトーナメント

 参加者15名につき、4名3卓、3名1卓にて予選スタート。
 僕はくじ引きでD卓、つまり3名の卓に座ったら、うはぁ、プ王陛下がいらっしゃるじゃあないのさ。
「嫌だこの卓ー!」
 ちなみに残る1席は、今日がカタン2回目!というI君。運が悪かったね。ま、運が悪かったのは彼だけじゃないことが30分後には判明したのだけどさ。

 序盤は、はっきり言って、僕のペースだった。本当。材木と粘土の安定生産地を押さえ、全ての産物を自力確保できるようにし、多めに出る羊に対して羊港を押さえ、道賞を結果的に取った。
 そう聞いたら、勝ったと思うだろ? 思うよな? 僕も思った。プ王も「こりゃ負けた」とか言ってたよ。言ったよな?

 しかし。ゲーム開始から30分。僕とI君はサイコロの悪夢を見た。

 「10」「11」「10」「10」

 ちょっとまてよおい。
 10と11にほぼ独占的に開拓地を持っていたプ王陛下の手が走り出す。ほぼ毎ターン、手がバースト枚数以上になる。

 走り出したプレイヤーに対して、残るプレイヤーが取れる手は二つ。

 1)交換を絞る。
  僕はI君と結託。プ王陛下には禁輸措置を課し、さらにお互いの手が進むよう可能な限り産物を融通しあうよう取り計らったつもりだ。
  しかし、3:1港(だったっけ?)を押さえたプ王陛下は、禁輸措置をあざ笑うがごとく独自の道を行く。止められねぇ。

 2)盗賊を派遣する。
  が、しかし。
  なんと。50分のゲーム中、「7」は1回しか出なかった!(マジ) 祈っても駄々こねても「7」が出ない。「10」が出る。おい!
  1回だけ出した「7」をI君はプ王が囲んだ6の目に置くが、誰がその手を間違いと責められよう? 結果的になんにもならなかったね。6と同じかそれ以上10が出たからね!
  どうにもならんと思った僕は、羊肉を両替して両替して発展カードを引く。騎士!騎士!騎士をよこせ! せめて道2本カード来い! 道賞を取り返せ!
 「大聖堂」「議事堂」
 おい!
 なんでいつも、いらねーのに来る騎士が、今日に限って1枚も来ない? I君も願いを込めて発展カードを引くが、やっぱり点数だった。

 結局、プ王が最後に1点発展カードで引いて上がり。


 ・・・後から思い返しても、プレイにミスは無かったと言い切れる。僕は間違った手は打たなかった。

 あー もー うがー! お前なんか、ね(以下略)