勝利を目指すことは大前提ではないのか。

 上のコメント返しを書いているうちに、考え込んでしまった。
 
「勝利を目指すことは大前提ではないのか」

 多くのゲームデザインが、各プレイヤーが勝利を目指すと仮定してなされていると僕は考える。
 いやいやまてまて、おのさんの定義する「カジュアルプレイヤー」にも、「勝敗も気にするけど」とあるぞ。ううむ。

 そうか、TCGの話と、自分の経験がひっかかってるのか。

 というのも。
 TCGってのは、デッキを組んでテーブルに着いた時点で勝敗は8割決してるもんです。(もちろん、プレイングやカード運はあるし、ゲームにもよるけど)
 つまり、実際のゲーム前の「準備」時点で、「勝利することをどれだけ重要視するか」を自分で決めて盛り込めるわけで。
 だからTCGってのは、確かにトーナメント<>カジュアル論を素直に反映している。


 では、いわゆるボードゲームはどうなのか。


 ここで、ちょい引っかかるのかもしれない。
 ボードゲーム、となると、TCGと違ってルールの多様さが一気に拡大。いくら勝利を志向しても運だけってゲームもあれば、勝利を志向してくれないとゲームにならないゲームも存在する。
 それらを「ひっくるめて」トーナメント<>カジュアル論を語るところに違和感があるのだと思う。



 それと。
 例会中にもちょっと感じたことなのだけど、僕のように、ある程度トーナメント志向(とここでは呼んでおきましょう)だと「引け目」を感じることがあるのですよ。

「そんなに熱くならなくても。たかがゲームじゃないですか」

 それを、今勝っているプレイヤーに言われると、正直、ムカツクんだよね。なんか、なんとかして勝とうと考えることそのものがバカにされてるみたいで。
 そして、その後すぐに思うんだ。そんなことを感じるってのは、実はいけないことなのでは。みんなで楽しく遊んでいるのに、勝ちにこだわってうんうん唸っているってのは、みんなの雰囲気を壊しているのでは??

 ん?
 つまり、結局は、「トーナメント<>カジュアル」志向に還元できるのかな。上の僕の思いも、トーナメント志向とカジュアル志向が食い違ったことによる悲劇?

 すいません、この文章、考えながら結論の当てもなく書いてるので論旨通ってませんな。

 そういうこともあって。
 プレイ前に、僕は確認したいと思うようになった。

「このゲームは、各人勝利を目指してキリキリやりますか?」
 
 各ゲーム前に、それを確認した方が精神衛生上、幸せかもしれん。僕は、カジュアルにやろうと思えばカジュアルに徹することもできる。最初にテーブルの方向性を確認し、それに合わせればみんな幸せというわけだ。

 でも、こんなことを言い出すこと自体、なんだか「うるさい人」「変な人」「こだわる怖い人」って目で見られてるみたいな気がしないでないんだよなー


 そういう意味では、バトルラインは気楽。最初ッから殺す気で戦れるからなッ