シベリア少女鉄道「笑顔の行方」@新宿 紀伊國屋サザンシアター
田中さんGW観劇三本立ての最後を飾るはシベ小です。
前回の「アパートの鍵割ります」が正直拍子抜けだったため、一緒に観た人では「もうシベ小も終わり」と言われる始末。そしてなんとサザンシアターですよ。不安が広がりました。
開幕直前、軽く場内を見てみると、少なくとも一杯にはなっているようです。人気上り調子なのは間違いないんでしょうね。
で、不安を抱えたママ、舞台を見守りました。
正直、ちょっと残念な出来でしたね。
前回、いわゆる「大ネタ」が無かったことの反省か、ちゃんと入れてきた、んですが、「ウォッチミー」や「天まで」の時のように、ネタを劇の内容がきちんと「はまった」感が無く、「入れなくちゃ」で入れた感が強い。
特に問題なのが、この「ネタ」のおかげで、台詞が聞き取りにくくなってしまったこと。サイコミステリー風な劇内容で、ちょうどその種明かしにかかっている所。そこでの聞き取りづらい台詞、というのは実に拙い。実際、会場を出る客の間で「結局、誰が殺したの?」みたいな話をしているのが聞こえてきましたよ。
下世話なかんぐりですが、やっぱり「ネタ」に困っちゃったンじゃないかなあ。
では、これでシベ小は終わってしまったのでしょうか? うーん そう見切ってしまうのは簡単なのですが、幸いチケットも安いので、もー少し見守りたいところです。ネタがはまれば、こんなにアホなギミックを見せてくれて、演劇の面白さ・懐の広さを楽しめる劇団もないのですから。
・・・でも、サザンシアターにかける芝居でもないような。なんて言ったら失礼?
GW芝居3本立ては「Shuffle」の圧勝。