「げんしけん」は、取り上げた話題が自己憐憫ともマゾヒシズムともつかない何かでこう、盛り上がって来てますか?
木尾士目の値打ちは、ある意味冷たいぐらいの描写、ザクザクとした切り込みをじわらじわらと見せるあの描写にある。
僕がそれを強く感じたのは、「五年生」の後半の、あの恐ろしい人間関係混線であり、ヒロインの揺れ動く心の描写であり。
そして、「げんしけん」6巻収録の「フタリノセカイ」であり、今月のアフタヌーンに掲載された話の最終ページなのであり。
この描写が、容赦なくオタクココロを切り裂いて、それだけにマゾはたまらんのですね。うんうんうん。