ゲーム倉庫でゲーム会

最近、僕の日記にはアイドルマスターのことしか書いてねぇとお嘆きの貴兄に。

この日、moonさんの御好意に甘えて、噂のゲーム倉庫に初めてお邪魔して、一日たっぷりボードゲームしてまいりました。
詳しくはmoonさんのブログをどうぞ。

ってか、これだけの記事を翌日の朝には既にUPするmoonさんは偉いなァと思いました。


・Siena (シエナ)
 ホントに4時間以上かかってしまいましたヨー!
 箱裏には「45分〜90分」とか書いてありますが、嘘つきやがれであります。
 2回ぐらい遊んだ後なら、まあ、2時間弱にできるかな?

 選択肢の多いゲームで、いくつか行動の組み合わせがあり、かつ他のプレイヤーの行動が障害要因として利いてくるので、手番で考えちゃうこともしばしば。
 初めてのプレイヤーだと、「今何するのがベスト?」と考え込んでぐるぐるしてしまうかもしれない。

 ただし、moonさんも書いてますが決してだらだらしていた印象はなく、適度に緊張感のある楽しい時間を過ごしました。社会的地位が変わることで行動が変わる、それが一種の出世レースになっているのがかなり面白いシステムです。

例:自分だけ農夫や商人に残っていると、金はかなり稼ぎやすい。
  しかし、銀行家にならないうちにゲームが終了してしまうと即敗北。
  ゲームの終了条件として、ラウンド制限以外にプレイヤーの行動でトリガーの立つ条件も設定されており、多くのプレイヤーが銀行家になってしまうと、取り残された感が強まり焦る。おお出世レース。

 今回使ったプレイエイドは、近日中にpgdbにUPしようかと思います。→しました。
 

・Capitol (カピトール)
 かなり前に、面白いという評判を聞いてオークションで入手したゲーム。で、その後遊ぶ機会に恵まれず・・・

 やってみたら、確かに面白い。


 ・・・ルールを一つ、誤解していたことに気づくのがもっと早ければ、もっと面白かったかもネ・・・・

 平面のボードに、にょきにょき建物が生えていくビジュアルがまず面白い。
 しかし、そこに隠れているのは激しく厳しい勢力争いなのですよ。

 カード引きの運が確かにある、あるのですが、プレイされたカードは「シャッフルせずに」使用順のまま再び山札になるので、後半のカード出は注意深く見ていれば推察できる、ってとこがニクイ。憎過ぎる。あそこで赤出たらきっと勝っていたのにいいいいいぃ

 負けて悔しいのは、良いゲームに証拠ですよチクショウめ。 



・For Sale (フォー・セール)
 オープンオークションで獲得した手札で、クローズドオークションを行い勝利点を得るという不思議な感覚の競りゲーム。
 シンプルでちょっとした時間で遊べルールも簡単。
 競りゲームにありがちな、胃の痛くなるチキンレースもちゃんと発生して楽しい。
 2回ぐらい遊ぶといい感じです。



・Il Principe (君主論)
 建物カード、という限られた資源をどう上手く使いまわして得点につなげていくか?というゲームだと思ってましたが、それ以上に手番がきつかった!
 というのは、このゲーム、手番がそんなに回らずに終了しちゃうんですね。
 
 「え?もう終わり?」って感じで終わっちゃうのですが・・・しかし、よくよく見ればゲームボード上のエリア配置などもこの「長さ」で設計されているのがわかります。

 つまり、序盤から一切気を抜かず、1点をきちんと積んでいくデザインということ。
 
 ただし、今回4人でプレイしましたが、5人はムリって感じです。参加メンバーも口々に言ってましたが、確かに3人プレイの方がより面白い、かも。

 

・Banque Fatale (バンク・ファタール)
 競りと株式が混じった、市場の流れを読んで賭ける経済ゲーム。

 ・・・・なんだけど、ボードや用具がそれを感じさせないので、その本質をつかむのに苦労するかも。何やってんだかわかんない!?となりがちかも。

 でも、仕組みが見えてしまうとなかなかに渋い、良いゲームだと思います。こういう独特なシステムのゲームは、好きですね〜〜



・Basari (バサリ)
 リメイクされた「宝石商」しかプレイしたことが無かったので、今回初プレイを楽しみました。

 バサリと宝石商は、しばしば「俺はこっちの方が面白い」という話の種になります。バサリの方が面白い、と思う感触はよくわかります。特殊カードが無くシステムが単純で見えやすい。ボード上を一斉にコマが動いていくレース感覚のダイナミズムは確かに宝石商には無いものです。


 ただ、やっぱりサイコロってのがねー。


 サイコロを振るゲームそのものが嫌い、ではないつもりです。キャントストップは素晴らしいし、マニラをべた褒めしたのも記憶に新しいところ。

 ただ、バサリにおけるサイコロ運は、他のいろいろな努力−宝石の個数の調整や他者との交渉、バッティングを読む見切りといった事柄を、超越してしまうぐらいの強さがある、気がします。

 今回、勝つことができましたが、それは3ラウンドのうち2回とも、確率半分でサイコロ振ってゴールに飛び込むことが出来たから、なんですよねぇ・・・