パルコプロデュース「みんな昔はリーだった」@パルコ劇場

僕の親父は、途中途中の細かなギャグがあまりお気に召さなかった様だけど、僕は十分面白かったであります。

ここしばらくの「後藤ひろひと」作品のラインとして、おバカな笑いもありの、押し付けがましくない良い話、ってのがあると思う。
その完成形のひとつ、やも。
そこには、「天才脚本家」の様な寄木細工のごとき構成力、あるいは「人間風車」の様な人の心に切り込む恐ろしさ、は無いけれど、見た後で思わず隣の人と笑顔を交わしたくなる様な、柔らかな温かみがあるのだ。

真冬のひとときに、一杯のスープの様な。


にしても、確かにガキの頃の僕たちって、今にして思えばなんでそんなことしたんだろう?って思うこと、やってるよね。残酷だよね。子供が天使なんて大嘘だよね。