ユニット アチション!#4 『Room Service 50X』@三軒茶屋スタジオスパーク1

 ホテルの4つの部屋に泊まった4組の男女+外から1組+ホテルの従業員1組、計6組それぞれのドラマが絡みあい、最後にひとつの線にまとまる形式。前々作の「NEWYORK 546」と同じ構成。

 笑いのテンポも良く、それぞれの部屋のドラマがつながっていくところも前々作より上。素直に笑って観ることが出来た。


 特に富岡利佳子を推しておきたい。前作・前々作では正直「怒鳴るだけ」の後味だったが、今回は脚本が良かったのかメリ・ハリ・ヨゴレのしっかりある演技で記憶に残る。

 まえぞのまいこも熱演が楽しい。黙って立っていると美少女系で通る顔立ちだが、遂に来るところまで来てしまった。もう彼女はどんなコスプレもこなす。畠山史との身長差も実に良い味を出していた。

 今回もヘンな殺し屋を演じる沼袋高。注目していたが、残念ながらちょっと弾け具合が足りなかった。彼と大熊真由子が最後にオチをつけるのだが、途中までの盛り上がりに比べて拍子抜けになってしまった。


 オチの弱さはホンにも問題ありと思うが、殺し屋ペアの弾けが足りないところに最大の問題がある気がする。このペアがもっともっとハネてこそ、最後「だけ」シリアスなオチが引き立つと思うからだ。



 次はもっと面白くなるだろうか。できれば、も、ちょい大きいハコでやって欲しい。尻がイタイ。